ニューシニアはびきの倶楽部
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 表紙 > コラム > 吉村邦夫 2007.3.2

 会社人間から地域人間へ
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 吉村邦夫

吉村邦夫
 よしむら・くにお
 羽曳野市西浦在住
 昭和22年(1947年)生
 元会社勤務
 現在、はびきの市民活動推
 進グループ、中小企業サポ
 ート隊等で活動


 私は、昭和48年(1973年)以来34年間羽曳野市に居住していますが、ご他聞にもれず、そのほとんどを会社人間としてすごし、地域への関心は薄いものでしたが、会社を早期退職する少し前から、これからは軸足を地域に置いて、何か貢献することをしたいと漫然と考えていました。たまたま、羽曳野市が平成14年(2002年)に「市民活動推進検討会議」の市民委員の募集しているのを知って応募し、それが地域に関わる最初でした。そのときの応募理由に次のように書きました。「地域(羽曳野)へのこれまでの恩返しといえば大変おこがましいのですが、会社勤めでの経験や在住歴を活かして、地域のこれからのまちづくりにお役に立てればと思い応募した次第です。」
 その後、市民委員の仲間を中心に「はびきの市民活動推進グループ」を結成して、「羽曳野市民活動センター(公設民営)」の設立に向け活動しています。その活動を通じて、地域の人や活動団体とのつながりが増え、現在は「中小企業サポート隊」など複数の市民活動と関わっています。

 団塊世代を中心とした今の「ニューシニア」は若い頃から多くの社会的ムーブメントを創ってきました。ビートルズ、ミニスカート・ジーンズ、受験地獄、全共闘、友達夫婦・ニューファミリー……。そして職業人としては前半期は高度成長・バブル期という勝ちパターンを、後半期はバブル崩壊・リストラという負けパターンを経験しました。こうした時代を作り、時代を経験したことは、多人数であるという以上に、他の世代にない大きな特徴だと思います。
 こうした経験は社会や会社に身をゆだねるだけでなく、自己を見つめ、新たな生き方を考える目を養いました。「ニューシニア」は会社人間で終わるのではなく、生きて暮らすよすがである地域の人間として役に立とういう思いが上の世代に比べてずっと強いのではないでしょうか。

 互いに支え合う互恵の精神に基づき、利潤追求を直接的な目的とせず、社会的課題の解決に貢献しようとする地域市民活動は、従来の「官」と「民」という二分法では捉えきれず、新たな「公」のための活動とも言うべきものとして評価されるようになってきています。地方自治体が財政的に苦しく、住民サービスが行き届きにくくなっている状況の中で、「公」を担う「民」の役割が益々重要視されるようになってきています。羽曳野市も例外ではありません。

 羽曳野市のニューシニアは、団塊世代とその前後を加えて約1万人います。そうした「ニューシニア」が「公」を担う「民」として、地域づくり、まちづくりの新しいムーブメントを創っていけば、羽曳野市が飛躍する大きなきっかけになることは間違いないでしょう。
 「ニューシニアはびきの倶楽部」は、ニューシニアが地域デビューするきっかけをつくるとともに、新たな市民活動、コミュニティビジネスを開始するそのきっかけづくりを目指して設立しました。
 ニューシニアの皆さん、さあ、いよいよ出番です。

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